こんにちは、代ゼミサテライン予備校北千住校です。10月13日になりました。1884年の今日、国際子午線会議がアメリカで開かれて、イギリスのグリニッジ子午線が国際的な経度0度に選出されました。というのは何のことかと言うと、イギリスのグリニッジ天文台で測られる時間を世界で使う時刻の元にしたという意味です。中学校の社会で習ったように、経度が15度ずれると時差が1時間生まれます。日本の標準時は東経135度地点されているので、135÷15=9よってイギリスとは9時間の時差になりますね。英語では、協定世界時(Coordinated Universal Time=UTC)やグリニッジ標準時(GMT=Greenwich Mean Time)といった呼ばれ方をします。なので、世界的に共通の時間を使うと正式に決まったのは、それほど昔のことではないですね。まだ、130年ほどの歴史といったところでしょうか。
時間の話でふと思い出したのが、ロバート・ハインラインの『夏への扉』です。タイムトラベルを扱ったSF小説ではとても人気がある作品で、主人公のダンと猫のピートが登場します。冷凍睡眠で1970年から2000年へ、そして再び1970年とそして最後は2001年に移動しながら、物語が進みます。
さて、1854年の10月13日に建築家辰野金吾が生まれています。辰野金吾は、工部大学校(のちの帝国大学工科大学、現在の東京大学工学部)の第一期生であり、のちに東京帝国大学工科大学長になった人物です。有名な建築物としては、日本銀行本店と東京駅があり、日銀本店は国の重要文化財に指定されています。
・辰野金吾:
建築家。東京駅や日本銀行本店の設計で知られる。