赤字国債の発行と公害問題

こんにちは、代ゼミサテライン予備校北千住校です。1965年(昭和40年)の今日、佐藤栄作内閣が戦後初めて赤字国債の発行を閣議決定しました。赤字国債とは国家予算の不足分を補うために発行するものです。当時は東京オリンピックにかけての好景気が終わったことで、景気が急速に冷え込んでいました。景気が冷え込む一つの要因は需要が減少することです。個人消費や建設関連の投資が減り、企業の売上げが下がってしまうため、代わりに政府が公共事業などでお金を使うことにして、その財源を赤字国債を使って調達したのです。その後、何度か赤字国債の発行があり、現在では毎年発行するようになっています。ニュースで国の借金という言葉を聞くことがあると思いますが、その主たる中身は赤字国債です。国債は利子を付けて返済する義務がありますが、現在その発行残高は約1,000兆円の規模になっています。

1965年には、新潟県の阿賀野川流域でも水俣病が発生しました。戦後高度経済成長を経験した日本ですが、そのひずみの一つでもある公害問題は、今なお苦しむ人々がいるということを忘れてはいけません。

公害問題で特に知られているのは、四大公害(水俣病、新潟水俣病、イタイイタイ病、、四日市ぜんそく)訴訟です。公害問題が発生したことを受けて、その後、公害対策基本法の制定(1967年)、環境庁の設置(1970年)が行われました。環境庁はその後小泉内閣時代の2001年に中央省庁再編で環境省になりました。省になると大臣自ら予算要求ができるようになります。環境は現代においてそれだけ重要性のある分野だと判断されているためです。

1965年に発売された商品で皆さんになじみのあるものだと、オロナミンC(大塚製薬)、チョコレートボール(森永製菓)でしょうか。チョコレートボールは2年後にマスコットをキョロちゃんに変更、4年後に「チョコボール」と名前を変えて現在に至ります。

日本史 Word Check!

・四大公害
水俣病(熊本県、鹿児島県)、新潟水俣病(新潟県)、四日市ぜんそく(三重県)、イタイイタイ病(富山県)

・チョコボール
発売時の価格は30円。

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