こんにちは、代ゼミサテライン予備校北千住校です。11月23日、勤労感謝の日ですね。秋の収穫を祝う新嘗祭(にいなめのまつり、しんじょうさい)が起源で、1948年に法律によって祝日となります。
さて、1996年の今日、バンダイが「たまごっち」という携帯型の育成ゲームを発売しました。女子高生をメインターゲットにしたこの商品は、翌年になると爆発的な人気を集め、社会現象と言ってもよいくらいになりました。受験生は受験勉強をしながら、たまごっちのことも気にする生活を送っていたのです。
バンダイと言えば思い出すのが、『イタズラなKiss』で入江パパが経営していたおもちゃ会社で、社名は「パンダイ」でした。主人公相原琴子が持つシンデレラコンプレックスを正面から全開にして展開された人気漫画は、たまごっちの誕生と同じく1996年にテレビドラマ化されました。残念ながら作者多田かおるの急逝により作品自体は未完に終わってしまいましたが、2010年代に入っても再度ドラマ化されるなどして根強い人気があるようです。同時期に人気を博した『花より男子』と比較すると、相原琴子の入江直樹に対する依存と信頼と愛情は、微笑ましくもありながら一方でフェミニストからは気味悪がられそうでもあり、しかしその極端さがフィクションならではの面白さかもしれません。直樹と琴子は大学3年で結婚し、琴子の妊娠を示唆する場面で作品は終わってしまいます。もし連載が続いていたら、もっと有名な作品になっていたかもしれません。
日本史 Word Check!
・新嘗祭
収穫を祝う秋の祭り。豊作を祈る春の「祈年の祭(としごいのまつり、きねんさい)」と合わせて古代の文化として押さえておくこと。
・たまごっち
本当に人気があった。高校でたまごっちを見ない日はなかった。