真剣に取り組むこと

みなさんこんにちは。代ゼミサテライン予備校F.E.アカデミー北千住校です。

受験生の皆さんは4月には大学生になって、そしてぜひ有意義な大学生活を送ってください。中途半端ではなく、何か真剣に取り組むと後になってその経験が役に立つはずです。

社会情勢は大学を卒業して20年も経てば、あるいは10年程度でもかなり大きく変わります。私が大学生になったころにちょうど携帯電話が普及し始め、続いてその携帯電話がインターネットにつながるという当時としては画期的な出来事がありました。

iモードという名称は今では産業史の一ページになりつつありますが、当時は最先端でした。私が在籍していた大学にあったデスクトップのパソコンでは記憶媒体としてMOが使われていました。当時ノートPCはまだ非常に高価だったにも関わらず、入学金と同じくらいの金額がするノートPCの購入が必須となっており、学生にはタイピング練習用のソフトが配布されて、1年生の1学期はそれでブラインドタッチができるようにならないと単位がもらえない仕組みでした。つまり、私も含めてほとんどの学生は、本格的なIT機器に大学生になってから触れていたそんな時代でした。

当時、大卒の就職状況は悪く就職氷河期と呼ばれていました。ゼミの先生が、バブル期に卒業した先輩達は1人で5つも6つも内定をもらっていたという話をしてくれましたが、どこか遠い場所の話のように聞いていました。脚光を浴びていた業界(就職支援雑誌のようなものでよく目についた業界)としては、コンサルティングや人材業界があったように思います。

人材業界はこの20年で随分とイメージが変わってしまったと思うのですが、適材適所で人々が働けるようになれば社会全体がより活性化するといった割とプラスに捉えられていたような感じを受けました(あくまで個人的な印象です)。小泉内閣の人気は高く、規制緩和が正義とされていた雰囲気がありました。

私は卒業して数年後にITベンチャーに転職して、しばらくの間どっぷりと壮絶なIT業界に身を沈めてしまったのですが、業界に身を置いた当時、大手の民間研究機関が出していた予想とその後の展開はいろいろと異なっていました。端的に言うと、IT業界全体は予想よりも大きくなったと思います。

特にネットで何かを販売するEコマースはとても伸びました。私が大学生の時にアマゾンが日本語サイトを開きましたが、当時はそんなにインパクトはなかった。その数年前にスタートしていた楽天の方が有名でしたし、アマゾンはずっと赤字の会社で物流倉庫ばかり作って黒字にならないため、いろいろな批判を受けていました。私の記憶が間違っていなければ、ITビジネスとは言え実態が乏しくいつつぶれるかも分からないような企業を「幽霊ドットコム」と言って、その中にアマゾンも入っていました。

コンサルディングという会社の経営にアドバイスをする会社が、社会人未経験の大学生を採用するという流れが浸透していったのもこの20年の流れだと思いますが、背景にはITの発達があると思います。端的に言うと、最新の業務管理システムを導入することが業務改善サービスとしてとしてビジネスになっていきました。

ネット社会を後押ししているのは通信速度の早くなったことです。パソコンで動画がスムーズに見られるようになり、Youtuberが登場して、最近は本当に高校生がテレビを見ていません。

未来を予測するのは難しい。では大学に入ったらどうするかと言うと、だからいくら最新の学問を学んでも意味がないとか、逆に古典に走るとか(古典に触れること自体は価値はあると思いますが)、ではなく、結局のところ何かを真剣に取り組むということかと思います。時代の変化があったときにはその変化に対応するためにパワーが必要ですが、何かに一生懸命頑張った人の方がそうしたパワーを出しやすいように思います。