みなさんこんにちは。代ゼミサテライン予備校F.E.アカデミー北千住校です。
私立大学の一般入試はピークに入ったといったところでしょうか。都内はまた急に寒くなっています。緊張も続いていると思いますが、ぐれぐれも体調管理など気をつけてください。
直前期に何かしても結果は変わらないだろうと思ってしまうこともあるかもしれませんが、直前期こそ猛烈に伸びる時です。特に理科や社会、数学は直前に復習したところが出るととても有利です。ラストスパート頑張ってください。
今日の話題はTOEICについてです。
2020年度からスタートする予定の大学入学共通テストでは、英語の外部試験の選択肢としてTOEICが含まれており、TOEICに関心のある高校生の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
TOEICの試験はほぼ毎月行われており、ネット上で申込が可能です。地方だと会場まで遠いこともあるかもしれませんが、都市部であれば比較的近所で受験できると思います。
TOEICを主催しているのは、一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会という団体です。名称にビジネスが入っているとおり、TOEICの試験はビジネス英語に関するものとあとは日常生活に関する設問が多いです。
ビジネス英語とは、今度の商品をどう宣伝するかとか、来週自分が出張するのでミーティングしないかとか、来月から2Fは改装するので使えませんとか、社内FAXを使う場合はこんなところに注意してくださいとか、新しい担当者の面接をしたけどどちらがいいかとか、色々です。日常生活では、何かを購入したが不備があるので修理してもらえないかとか、ネットで注文したがまだ届かないのでどうなったか問合せるとか、住宅や車の宣伝、製品の使い方みたいなものがあります。(あくまで一例です)
一方大学受験では、人文・社会・自然科学、そして時事問題までさまざまな分野の英文が出ます。これは大学に入ってから読む可能性がある文章と言えます。しかしビジネス英語の出題はあまり考えにくいため、最初にTOEICに触れると戸惑うところがあるかもしれません。要求される単語の範囲が大学受験とは異なる感じがあると思います。
逆にTOEICはTOEICの対策をすることで、ビジネス英語に慣れるため、スコアが上がります。仮に同じ英語の偏差値でも、TOEIC向けの対策をしたかしなかったか、また問題形式に慣れているか慣れていないかで、ずいぶんとスコアに差が出ると思います。
よって、TOEICを受けるのであればまずはTOEICの問題集をこなしてみることをお勧めします。公式問題集も出ていますし、そのほかたくさんの参考書があります。それを手に取って、最初はじっくり時間をかけて解いてみてください。ある程度辞書を使わないでも英文の意味が取れて、正解を導けるようであれば、TOEIC対策に注力していくとスコアUPにつながります。反対に英文読解にとても苦労したり、文法問題の解説を読んでも理解しにくかったりすれば、ひとまず今学校で習っている文法や読解、そして単語力の強化に時間を使う方が効率的だと思います。ビジネス英語とは言え、英語は英語で共通なので、根本的なところは大学受験で習う事柄と共通しています。