こんにちは、代ゼミサテライン予備校北千住校です。
現在各私立大学は入試本番に突入、国立の2次試験も直前に迫りまさに受験シーズン真っただ中で、穏やかならぬ日々を過ごしている受験生が多いと思います。そんな中、本日は2月14日、街ではいつもの変わらぬバレンタインデーイベント当日を迎えております。
さて、バレンタインデーの起源は3世紀ごろのローマ時代にキリスト教の司祭ウァレンティヌスがローマ皇帝の「兵士の結婚禁止」の命に背いて密かに兵士を結婚させていたところを捕まり、そのまま命に従わず、269年2月14日に処刑されたため、「愛のために命をささげた殉教者」として聖人に列せられたことから始まりました。そしてその後は「愛の聖人」として以降のキリスト教徒たちに敬愛されてきました。
この日が特別な「愛のイベント」化した理由は1381年にイングランドの詩人ジェフリー・チョーサーが国立王リチャード2世の婚約を祝うために発表した詩の影響が大きいと考えられています。
For this was on seynt Volantynys day
Whan euery bryd comyth there to chese his make.
14、15世紀頃にはイギリス、フランス等のヨーロッパ諸国で恋愛の日として意識されるようになっていました。そして18世紀には恋人が手作りのカードを贈りあう習慣が根付いてました。
現在の日本のようにチョコレートが登場するのは19世紀からです。ただ、日本では女性から男性にチョコを贈るのに対し、他国では男性から女性に愛を伝える日、というのが一般的です。これは、日本でバレンタインを広めようとメーカーがキャンペーンを開始した時期がちょうど「ウーマンリブ運動」盛んなりし時期と被ったため、男女平等的なイメージが求められていたからのようであります。タイミングによっては日本も他国と同様男性から女性へ、というイベントだったかもしれず、その場合現在のバレンタインデーほど盛り上がっていなかったかもしれません。
本日のバレンタインデー、縁があってもなくても受験生にとっては些末なこと!?ただ、チョコレートの主成分ポリフェノールや糖分は勉強時に非常に良い働きをするので、食べる機会があったら全部栄養に変換して、合格へのガソリンとして役立ててください。