みなさんこんにちは。代ゼミサテライン予備校F.E.アカデミー北千住校校です。
2006年の今日、トリノオリンピックの女子フィギュアスケートで荒川静香が金メダルを取りました。オリンピック出場までの道のりも必ずしも平たんではなく、前評判は決して高くはなかったと思いますが、本番では自己最高得点で優勝しました。
その年はイナバウアーが有名になりました。本番に強いと言えば、女子モーグルの里谷多英も印象深いですね。長野オリンピックで金メダル、ソルトレイクシティオリンピックで銅メダルです。2008年には12年ぶりに全日本選手権で優勝しています。
さて大学受験において本番に強くなるためにはどうすれば良いか。本番に強いとは、実力通りの点数が取れるということとしますが、方法はシンプルで受験で求められる知識の範囲を増やす、逆に言えば知識の抜けを少なくしていく、ということになります。
受験は出題範囲が決まっているので、参考書や問題集に掲載されている内容と類似した設問や論点が問われることが多くりなります。そこで事前に出題可能性があるポイントをいかに多く理解しておくかが大切です。知っていることが多くなれば、それだけ本番で出題された問題に対応できる範囲が広がります。これが本番に強いということの一つの要素です。
知識の積み上げは一見大変そうに思えますが、一つ一つは特に複雑なことはありません。必要なことは集中して取り組む時間と少しだけの根気です。最初は一度に理解できることが少なく感じるかもしれませんが、それを続けていくうちに扱える知識量が増えていき、時間対効果が大きくなっていきます。
受験勉強は終わりのない漠然とした世界ではなく、ある一定の枠の中にいて、知識量が増えるにつれて視界が広がっていき、枠の線まで来たらもう最上位レベル、くらいのイメージを持つとよいと思います。特に暗記の要素が強い社会や理解の科目は、ひとつの単元だけであればすぐにその枠まで到達できます。例えば1~2日ひたすら縄文時代だけ勉強すれば、おそらくもうその分野でやることはなくなります。あとはそれを他の単元でも繰り返していけば、おのずと本番で必要な知識が漏れなく身についていきます。