みなさんこんにちは。代ゼミサテライン予備校F.E.アカデミー北千住校です。
昨日国公立大学の前期試験が終わりました。受験生の皆様お疲れ様でした。
私が受験したのはかれこれずっと以前のことなので、当時のことはあまり記憶にないのですが、最後の小論文の問題を試験時間内を終えることができたため、合格は間違いないと勝手に思っていました。試験終了時、教室内にはシャーペンを動かす音がたくさん聞こえていたので、時間内に書き終えていただけでもかなり有利になったはずだと考えたのです。競争倍率が確か3倍まではなかったので、そのくらいであれば突破できただろうと割と気楽に構えて帰宅しました。
それでも今でも鮮明に覚えているのは、小論文を途中まで書いていったん行き詰ってしまったこと。手が止まり次にどんな文章を書けば良いか分からなくなりました。まだ解答欄が下の方まで余っており、どうしようかと焦りが出てきました。そこで出した結論は、議論の出発点になっているところまで消して書き直すこと。
この時思い切って自分の書いた文書をかなり消して、もう一度書き直したことで、最後まで書ききることができました。
今となってはそれがどんなテーマだったのか全く覚えていませんが、あの時、中途半端に前の一文や二文程度を消して書き直すことをしていたとすると、また少し書いて行き詰って、結果合格はなかったかもしれません。センター試験の点数にアドバンテージがあったとは思えないので、あの判断が自分を救ってくれて、前期試験の合格につながりました。
ただ、その判断に至った理由は、私が文書を書く練習をしている中で、うまく書けない時はかなり前の段階で問題を起こしている、ということを経験的に知っていたからだと思います。
さて、当時はまだどの大学も前期と後期試験を両方実施しており、後期日程に割り当てられる定員も今よりも多かったと思うのですが、後期試験に向けてすぐさま勉強していたかというと、していたとは思うのですが、そのあたりの記憶がかなりあいまいです。
試験は東京会場で受けて合格発表は実際に見にいきました。その時初めて母校のキャンパスに入りました。
まだインターネットが日常生活に広まる前であり、携帯電話を持っている生徒もあまりいませんでした。大学から合否の知らせが郵送で届き、郵便物が薄ければ通知が1枚なので不合格、厚ければ入学手続きに関する書類などがどっさり入っているので合格、というのが一目で分かりました。開封前に内容を100%透視できる、そんな時代でした。
前期試験で国立大学に合格しましたが、不合格になった私立大学もあり、必ずしも第一志望というわけにはいかなかったのですが、一年浪人してひとまず次の段階へ進むことができました。
これを読んでいる皆さんにも良い結果が出ることを願っています。