秦漢から三国志へ

こんにちは、代ゼミサテライン予備校北千住校です。

今日は2月28日、国立前期試験が終了したことで辛かった受験シーズンも終わりが見え、明日から3月がスタートです。まだ国立後期や私立の日程を残している受験生は最後の最後までファイティングポーズを崩さず喰らいついていって下さい。今日は古代中国について簡単に記憶の呼び覚ましをしてみましょう。

さて、紀元前202年の本日、中国大陸で秦を滅ぼした楚の項羽を更に破った劉邦が漢の初代皇帝「高祖」として即位しました。前221年の秦の始皇帝による初の中国統一から、わずか19年後のことです。漢は一時的に滅亡したこともあり、前期後期に分けられますが、概ね前漢・後漢を合わせてほぼ同一の統一王朝として約400年間の長きに渡って中国を支配することになります。この年月が住民たちに「自分たちは漢民族だ」という現在まで通じるアイデンティティを与え、漢民族の王朝が中国の正当な王朝であるという意識を生むことになりました。中国人と話すと清などは異民族王朝だとして、自分たちの歴史として正式にカウントしない感覚の方が多いです。

そして後漢王朝が老いて緩やかにその力を失っていくと、みんな大好き「三国志」時代の開幕です。三国志最大の英雄曹操の息子曹丕が最後の皇帝献帝から帝位の禅譲を受け魏皇帝となり、後漢は滅亡します。その後司馬氏の晋による一時的な統一はありましたが、中国大陸は北部を異民族の支配に置かれることとなり、隋の文帝による統一までおよそ300年の分裂の時代に入っていきます。隋以降の中国史はどうしても日本が絡んできますので、純粋な古代中国史の流れを掴むには、秦の統一~魏晋南北朝時代までをセットで押さえておき、その後は別枠で捉えると良いと思われます。

今年の受験がとりあえずひと段落した方へのお薦めですが、筆者の体験上、特に三国時代に精通するために光栄のシミュレーションゲーム「三国志」シリーズは非常に役立ちますが、あまりにも時間泥棒なので、受験期にはお勧めできません。直前期以外でしたら、受験にも教養としても有用なのが吉川英治の「三国志」や司馬遼太郎の「項羽と劉邦」などの時代小説です。そこそこ出題されますので、この分野が出ればうまく点数が拾えます、いかがでしょうか。是非日常のいろいろなものをも活用して、最後の勝負に繋げていってください。

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