皆さんこんにちは。代ゼミサテライン予備校F.E.アカデミー北千住校です。
大学入学共通テストについて、いろいろな意見が出ています。個人的にも言いたいことはありますが、ひとまず今日は英語外部試験の手続きについてまとめてみます。
まず英語外部試験については高校2年生の段階で共通IDを学校単位で申し込みをして、高校3年生の4月~12月までのなかで受験した試験のうち2回分の結果が合否判定に使われます。合否判定といってもその結果をどうやって使うかについては、大学にまかされています。一般的には、大学側で独自に点数化して他の科目の点数に加える、という対応が多いかと思います。
高校2年生はこの秋から共通IDの申込が始まると思います。学校からすでに説明を受けている方も多いのではないでしょうか。
一方高校3年生はどうなるか。もちろん今年度の入試、すわなち来年の2月~3月にかけて行われる入試で合格して進学すれば関係はないのですが、もし浪人した場合はどうなるか。
大学入学共通テストにおいて英語の外部試験を使う場合、外部試験の受験前に共通IDを取る必要があります。つまり、すでに英検やその他外部試験の対象となる試験を受験していたとしてもそのスコア使うことができません。よって今年については共通IDの取得自体は可能ですが、浪人をした場合は、来年該当する試験を受験する必要があるという点に注意が必要です。
ここで注意が必要なのは、私立大学の入試についてです。大学入学共通テストは、センター試験に代わる新しい入試制度のため、基本的には国公立大学の入学試験を想定したものです。
現在、私立大学の入試で英検などを取得していると英語の点数が加点されるなどの措置が行われいることがありますが、これは大学入学共通テストにおける共通IDとは無関係です。使用できるスコアは、各大学別に確認が必要ですが、過去2年間のものが有効だったりするので、この場合は現在高校3年生がすでに取得した英検などを浪人時に使うことができます。
制度の転換期になりますので、正確な情報を集めて早めに対策を行っていきましょう。