国語の記述がなくなっても、記述力を求める方向は変わらない

みなさんこんにちは。代ゼミサテライン予備校F.E.アカデミー北千住校です。

大学入学共通テスト、いろいろとあって英語の民間試験利用が延期され、現在は国語や数学の記述式に対しても延期や中止の意見が強くなっているようです。

国語については採点者による評価のブレや、そもそも50万件近い答案を短い期間で採点できるのか、という批判が多くあります。

もともとは、大学生になってから論文(論理的な文章)を書けない学生が多いという課題の解決のために記述式試験の導入が検討されたようですが、ではその論理的文章は昔の大学生は入学した段階で書ける能力があったのか、という点を考える必要があると思います。

少なくとも現在と比べて同じ大学の新入生を比較した時、そういった差異が明らかに出ているのであれば、それは本当に入試制度を変更することで解決できるのか、という問題提起ができます。

2次試験で国語を課すのはどうでしょうか。文系の入試では2次試験で国語(記述式)が課されるケースはありますが、学部や学科によっては科目数が少ない場合もあります。理系ではおおよそ英語・数学・理科の組み合わせが多い。

国語(現代文)の記述式の試験問題を作るのは大学によってはかなりのコストかもしれませんが、入学試験こそ大学が業務の中でも特に大切なものだと思いますので、予算を計上して良いのではないでしょうか。自校に適格者がいなければ他校の専門家にお願いしても良いと思います。

もし昔(といってもいつかは定かではありませんが)の学生の方が、論文を書く能力に長けていたとなれば、それは高校までの教育なのか、何が要因なのか。

現代はSNSの時代で、高校生が外部に向けて発信する文章はむしろ多くなったが、それは従来の教育を受けてきた大学教員が考える論理的な文章にはつながっていないのか。

さて、とはいえ、記述式の試験が大学入学共通テストから仮に外されたとしても、記述力を求める方向性は弱くならないと思います。いずれにしても身に付けていく必要がある。

なかなか余裕はないかもしれませんが、文章を読むのは主に現代文の時間、というのはちょっともったいないと思います。できれば、学校の図書館へ行って、あるいは古本屋でも良いですが、面白そうだと思った本を読んでいくと良いです。

高校や大学時代に読んだ本は不思議と頭に残っていくものです。案外貴重な時間であって、ただそれが分かるのはずっと後になってからのような気がしますが、だからこそ、入試対策というきっかけであっても、本を読むことを少しずつでもしていってください。必ずいいことがあるはずです。

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