皆さんこんにちは。代ゼミサテライン予備校F.E.アカデミー北千住校です。
看護学科がある大学、今回のご紹介するのは上智大学です。
https://www.sophia.ac.jp/jpn/program/UG/UG_HS/kango.html
上智大学総合人間科学部看護学科は2011年に聖母大学を吸収合併することで誕生した学科です。他学部と同じ四谷キャンパスと目白聖母キャンパス(東京都新宿区)の2箇所で学び、また聖マリアンナ医科大学との包括協定に基づき、聖マリアンナ医科大学の教員の派遣による講義や大学病院での看護学実習を行っています。
上智大学総合人間科学部の入学試験には主に一般入学試験と特別入学試験(推薦など)があり、一般入学試験には、TEAP利用型と学科別の2種類があります。
TEAP利用型入試では、あらかじめ指定されたTEAPの基準スコアを満たす場合に出願でき、英語の学科試験がありません。看護学科の基準スコアは以下のようになります。
総合点200(Reading50・Listening40・Writing40・Speaking40)、TEAP CBT(4技能総合点)285。
出願にはTEAPの総合点および各技能のスコア、あるいは TEAP CBT の 4 技能総合点のいずれかを満たしていることが条件となりますが、このスコアは神学部及び理工学部と同一基準で、大学全体から見ると一番難易度は低いものになります。
TEAP利用型で必要となる学科試験は、国語と数学〔数学Ⅰ・Ⅱ・A・B(数列・ベクトル)〕です。
TEAP利用型は実質2科目入試となり、看護学科の場合は国語と数学です。ただし、定員が10名と少数になるためTEAP利用型一択は避けた方が良いでしょう。選択肢の一つとしてとらえておくと良いと思います。
一般入学試験は3科目入試です。外国語(英語、ドイツ語、フランス語から選択可能)+国語(近代以降の文章)+選択科目(数学または理科)となります。理科は化学(基礎含む)か生物(基礎含む)からの選択になります。
配点は外国語が150点、国語と選択科目が100点ずつとなります。看護学科は理系の扱いになりますが、TEAP利用型も含めて国語が必須になる点は特徴的かと思います。
TEAP利用型、学科別共通ともに第2試験として面接があります。他に神学部神学科と総合人間科学部心理学科でも面接があり、同一日に実施されることから、これらの学科を重複して出願できない点に注意が必要です。
公開されている入試統計によると、TEPA利用型の場合、定員10名に対して第1次試験の受験者が63名(女子59名、男子4名)で合格者が31名(女子30名、男子1名)、最終合格が15名(女子14名、男子1名)で補欠入学許可数が3名あるため、競争率は3.5倍となっています。一方で学科別の試験の場合、定員30名に対して第1次試験の受験者が373名(女子356名、男子17名)で合格者が185名(女子179名、男子6名)、最終合格が58名(女子56名、男子2名)で補欠入学許可数が12名あるため、競争率は5.1倍です。これを見るとTEAPは一見定員が少なく難関のように見えますが、競争倍率で言えば3.5倍と学科別共通試験よりも低くなります。英語に一定のハードルがありますが、TEAP対策をすることで英語力が向上し一般入試対策にもなりますので、2回のチャンスを有効に使ってください。
(入試統計-TEPA利用型)
https://www.sophia.ac.jp/jpn/admissions/ad_toukei/itd24t000004oskq-att/2019_toukei_ippan_teap.pdf
(入試統計-学科別)
https://www.sophia.ac.jp/jpn/admissions/ad_toukei/itd24t000004oskq-att/2019_toukei_ippan_gakka.pdf
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