英和辞典の思い出

英語の辞書の画像

私が受験勉強をしていたのは、今から20年ほど前のことです。今と変わらないこともあれば、変わったこともあります。勉強をする上で一番大きな違いだと思うのは辞書ではないでしょうか。今はすっかり電子辞書が普及しているので、みんなコンパクトな辞書を持ち歩いていますが、私が受験生の頃はまだ紙の辞書が主流でした。あの重い英和辞典を当たり前のように持って移動いたのです。正確に言うと重いというのは電子辞書と比較して知る感覚なので、実際のところ当時は重さを感じていなかったと思います。英和辞典の次によく引いていたのは国語辞典でした。日常生活で聞いた言葉であっても、意味が曖昧だと思ったり、漢字が思い浮かばなかったりしたら、すぐに辞書を引くようにしていました。地道な作業ですが、いずれ大きな効果を生んでいきます。言葉の正確な定義を知っていくことは、大学へ入ったあとの勉強でもとても役に立つのです。

さて、日ごろから生徒さんに向かって毎日のように頑張ってねと声をかけているのですが、自分はどうだったかと思って、浪人時代の日記を1年分読み返してみました。(私はふと思って高3の頃から日記を付け始めたのですが、やめるにやめられず今でも続いています)。

高校生の頃は自分としてはひたすら受験勉強を頑張っていたつもりですが、今思うと非効率で基礎をおろそかにしていて、結果浪人することになりました。浪人していた一年間は予備校生専門の学生寮に入り、これまたひたすら勉強に明け暮れていたのです。

と、書いてみたのですが、実際日記を読み返してみると、自分が思っていた以上にやる気が出なくてスランプに陥っていることが多かった。寮生活なので、朝食や夕食の時間が決まっており、また予備校の時間割もあるので生活が乱れることはないのですが、勉強が手につかなくて、ついゲームセンターに行ってしまったみたいなことも書いてありました。なので、あまり偉そうなことは言えませんね。もちろん毎日ゲームセンターに行っていたわけではないですが、気分の浮き沈みはどうしても起こるし、それはよく分かるのです。

夏休みに入って毎日頑張って勉強していたのですが、なかなか思うような結果が出なかったし、本当に大学生になれるのか実感がありませんでした。その気持ちは今でも良く覚えています。模試や校内テストを受けるのはとても気が重く、校内テストはたまに良い成績が出たこともありましたが、模試の判定はずっと低調でした。最後はB判定まで上がったのですが、それで何か合格に近づいたような感じもしなかったのです。

秋になって予備校の2学期が始まりました。気分が乗らないこともありましたが、周りは必死に勉強していているので、それを見ながら自分も頑張ったという感じだったと思います。浪人したらあの参考書もこの問題集ももっとできるだろうと思っていたのですが、予備校のテキストの予習や復習をこなすのに精いっぱいで、思っていたより自分ができる範囲は多くありませんでした。ただ、限られた教材を繰り返した方が学力を上げる効果は確実に高くなります。どこの大学へ合格した人も使っている参考書はだいたい同じであり、それをどのくらい繰り返したか、という点が結果の差になります。

あと半月ほどで夏が終わります。やる気が出ないときは、少し気分転換しつつ、それでも地道に前に進めて行ってください。必ず展望が開けます。